こんにちは、ましお.です。
最近異常に寒いので夏が待ち遠しくなります。
夏になったらなったで暑すぎて冬が恋しくなります。
ただのない物ねだりですね。
ない物ねだりで選んだ今回の小説を選びました。
離島の高校生をとりまく環境を題材としています。
離島の良さや面倒くささを描いています。
僕は離島や極端な地方暮らしの経験がないのでリアルかどうかは実感できませんでした。
結論としてはなんとなくです。
年が明けて1月がそろそろ終わります。
しかし僕はなんとなくエンジンがかかりきらない日々を過ごしています。
そんな中で出会ったこの本は島へのお出かけ気分にさせてもらえるかな。
というとても安易な気持ちで選びました。
本を読もうと思っても、いざ何を読むかとなると本を選べなくなってしまいます。
本を読むのが特別好きなわけではない僕は、本選びから迷うことが多いのでこんな具合に適当に読んでいます。
島への擬似お出かけ気分で選んだこの小説でした。
しかし、同調してしまう登場人物が何人も現れました。
事実はさておき、物語では、
島で生まれ育った人と本土から移り住んだ人でなんとなくコミュニティが別れます。
小説では”島の人”と”Iターン”と区別して表現されています。
本土から島に移り住むIターンの事情は様々です。
目的を持ってIターンとして登場するある人物は物語の中であまり良く描かれてはいませんでした。
しかし、営業職である僕はなんとなく自分と重ねました。
本を読んで勉強して目的のためになんとか島の人の仲間に入れてもらおうとする姿勢。
多方面に話しかけてみては相手に煩わしく思われて過ごす長い時間。
結論はありませんがこういうものかも知らないなとしみじみ思うところでした。
もう一人は離島の行政を仕事で手伝うキャラクターです。
仕事に没頭するあまり心配されるほどお人よしなキャラクターとして描かれます。
どうして島のためにそこまでできるのか。
といった具合です。
利益にならない事も進んで請負。
自分の時間もなく仕事。
常に仕事に一生懸命。
なぜ?
僕自身は振り返れば手を抜くことばかり考えているかもしれません。
効率化といえば聞こえはいいです。
無駄なことをするのが仕事ではないと思います。
今回は読み終わるまでに2週間程度かかりました。
小説を読む時はいつも最初の情報を把握する部分で苦労しています。
世界観が掴めると面白くなりスピードがあがります。
だんだんと登場人物の性格や人柄がわかってくるのでここまでくればあとは読み切るのみ!
と言ったところでしょうか。
島独特の文化や習わしをちょっとだけ垣間見える心温まる物語でした。
身体は寒いままですが体調に気をつけて行動します。
おしまい。