国内で広く導入されているアルコン社のセンチュリオンは、各種アクセサリーの組み合わせによって手術効率と安全性を大きく左右するプラットフォームです。
一方で専用アクセサリーはラインナップが多く、USチップ形状・スリーブ径・創口設計など、選定要素が複雑になりがちです。
本記事では、センチュリオン専用アクセサリーの全体像を整理しながら、実運用に基づいた選び方の基準を体系的に解説します。
各詳細記事への導線も設けているため、ハブ記事としても活用可能です。
USハンドピース
センチュリオンでは専用のACTIVECENTRYハンドピースが採用されています。
従来の横発振(Ozil)に加え、術中のサージを抑制するセンサー機構が搭載されている点が特徴です。
USハンドピースはフェイコマシン本体との互換性に依存するため、本体選定=ハンドピース選定とも言えます。
導入検討時はアクセサリー構成だけでなく、本体スペックも含めて判断が必要です。
▼フェイコマシン機種比較はこちら
FMSパック
FMSパックは、以下を一体化したセンチュリオン専用のディスポーザブルキットです。
- 白内障手術用カセット
- USチップ
- チップ用スリーブ
- トレイアームカバー
選定は主に以下2軸で行います:
USチップ形状
Ozilとの相性を考慮し、バランスドチップが標準的に採用されます。
より切削効率を重視する場合は45°チップ、安全性重視の場合はハイブリッドチップなどを選択します。
スリーブ径(=創口幅)
施設で採用しているスリットナイフの創口サイズに依存します。
創口幅との不一致はリークや操作性低下の原因となるため注意が必要です。
▼創口幅別FMSパック一覧はこちら
I/Aチップおよびハンドピース
I/Aは水晶体核処理後の皮質・残留物除去を担う重要な工程です。
基本的には純正品の採用が多いですが、I/Aハンドピースのコネクターは共通規格であるため、他社製品の併用も可能です。
他社製品を使用する場合は以下の確認が必須です:
- 純正チップが装着可能か
- 純正スリーブが使用可能か
- 吸引性能・フットペダルレスポンスへの影響
▼センチュリオン純正I/Aチップ一覧
その他アクセサリー
症例に応じて以下のデバイスが使用される場合があります。
これらはセンチュリオン専用品というより、推奨組み合わせ機器として理解するのが適切です。
| メーカー | 商品名 | 型番 |
|---|---|---|
| アルコン | CENTURIONウルトラVitプローブ | 8065752134 |
| アールイーメディカル | ディスポバイポーラコード(固定) | SR-10-4000V |
| アールイーメディカル | バイポーラコード(TPR) | SR-10-5000V |
| BVI | ウエットフィールドイレーサー18G | 221250 |
| BVI | ウエットフィールドイレーサー20G | 221260 |
| BVI | ウエットフィールドイレーサー23G | 221265 |
【クローズ資料】センチュリオン消耗品コスト完全ガイド|症例単価・月額換算で見えるリアルなランニングコスト
本記事で紹介したセンチュリオンの消耗品について、ランニングコストがわかる具体的な価格レンジ情報を整理したnoteをご用意しました。
月間症例数とパック使用数を当てはめることで、
・月間コスト
・年間コスト
・症例あたりコスト
を概算することができます。
まとめ
センチュリオンのアクセサリー選定は、単体性能ではなく組み合わせ最適化が本質です。
- USハンドピース:本体選定とセットで考える
- FMSパック:チップ形状 × 創口幅で決定
- I/A系:純正基準+互換性確認
- その他機器:症例ベースで追加選定
特にFMSパックとI/Aは施設ごとの運用差が出やすく、標準化と最適化の余地が大きい領域です。
本記事を起点に、各アクセサリーの詳細解説記事を参照することで、自施設に最適な構成設計が可能になります。
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