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固視ズレが多くても検査失敗じゃない?固視ズレとゲイズトラッキングの関係

視野検査の信頼性指標のひとつに「固視ズレ」があります。

これは、検査中に目が狙った場所からズレていないかを判断するもので、特にハンフリーでは「盲点にわざと刺激を出して反応があるか」で測定されます。

ロスが多いと「検査失敗では?」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。

盲点の位置がずれて記録されていたり、反応が遅れて誤カウントされたりする場合もあるため、数値だけで判断するのは危険です。

そこで活躍するのが、ゲイズトラッキング(視線追跡機能)です。

これは検査中の視線の揺れをリアルタイムで記録し、どれくらい安定していたかを視覚的に確認できます。

固視ズレを別の角度から評価できるので、ロスの数値が高くても、ゲイズが安定していればOKと判断されるケースもあります。

視野検査は信頼性指標の“数字だけ”で良し悪しを決めないことが大切です。

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