緑内障の経過観察では、視野検査・OCTA・眼底写真を個別に評価するだけでなく、
位置関係や変化を「重ねて」直感的に把握したい場面が少なくありません。
本ページでは、定量解析や診断を目的とせず、
緑内障フォローにおける「ざっくり比較」「位置関係の確認」を行うための簡易ツールをまとめています。
※ いずれもローカル処理で、画像は外部送信されません。
なぜ「透明化」が必要なのか
視野検査やOCTA画像を眼底写真や別データと重ねて比較する際、
- 視野検査:白背景
- OCTA:黒背景
が、そのままでは障害になります。
そのため、重ね合わせの前に背景を除去する工程(透明化)が必須になります。
この透明化は拡張的な機能ではなく、オーバーレイ比較を成立させるための前処理です。
STEP1:背景を除去する(前処理)
視野検査結果(白背景)を透明化する
想定用途
- 視野結果と眼底写真の位置関係確認
- 視野欠損部位と構造変化の対応確認
向いているケース
- HFAなどの白背景レポート画像
- スクリーンキャプチャ画像
向いていないケース
- 定量評価
- 微細なアライメントが必要な解析
OCTA画像(黒背景)を透明化する
想定用途
- OCTAと眼底写真の重ね合わせ
- 血管密度低下部位の位置関係把握
向いているケース
- 黒背景のOCTA 画像
- 機種間でフォーマットが異なる画像
向いていないケース
- 定量的な血流評価
- 境界の厳密な抽出
FA• ICGの血管造影画像(血管部分)に色をつける
想定用途
- FA・ICGなどの血管造影画像への色付け(赤or緑)
- OCTAとの重ね合わせによる造影状況の把握
向いているケース
- FA・ICGなどの血管造影画像
- 機種間でフォーマットが異なる画像
向いていないケース
- 定量的な血流評価
- 境界の厳密な抽出
STEP2:画像を重ねて比較する
任意の画像をオーバーレイして比較する
前処理(透明化)を行った画像を、
眼底写真・正常眼データ・過去データなどと自由に重ねて比較するためのツールです。
想定用途
- 正常眼との位置関係比較
- 初診時とフォロー時の変化確認
- 機種・撮影条件が異なる画像同士の比較
特徴
- 透過度を調整しながら重ね合わせ可能
- ローカル処理・インストール不要
本ツール群が想定していない使い方
- 診断目的での使用
- 定量解析・数値評価
- 精密な位置合わせを前提とした解析
あくまで緑内障フォローにおける補助的・直感的な比較を目的としています。
まとめ:緑内障フォローでの位置関係把握に
- 透明化(前処理)
- 視野:白を透明に
- OCTA:黒を透明に
- オーバーレイ(比較)
- 正常眼・過去データとの重ね合わせ
この流れを理解して使うことで、
「見比べる」「切り替える」よりも一段深い直感的理解が得られる場面があります。
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