ROBO MARKER G2(ロボマーカー)とは?
ROBO MARKER G2(ロボマーカー)は、ホワイトメディカル社が開発したトーリックIOL用のマーキングデバイスです。
従来のトーリックマーカーは、インクを器具に付着させ角膜へ転写する方式が一般的でしたが、術中のにじみや精度のばらつきが課題とされてきました。
本製品は専用の消耗品を用いた“ドライマーキング”により、再現性の高い軸マーキングを実現します。
従来のトーリックマーキングの課題
- インクのにじみによる視認性低下
- マーキング角度のズレ(手技依存)
- 水平軸確認のための追加手技(事前マーキング)
- 器具の持ち替えによる手術効率低下
これらは最終的にトーリックIOLの軸ずれリスクに直結します。
ROBO MARKER G2の主な特徴
マーキング角度の自動調整
設定した角度に対してデバイスが自動でポジショニングを行うため、術者の手技に依存せず安定したマーキングが可能です。
角度確認用の別器具が不要になり、手技の簡略化にも寄与します。
レーザーアシストによる水平確認
本体にレーザーポインターを搭載しており、術中に水平軸を視覚的に確認できます。
これにより、事前の水平マーキング工程を省略でき、ワークフローの短縮につながります。
滲まないドライマーキング(最大約2時間)
専用消耗品を使用したドライマーキングにより、BSSがかかる環境でもマーキングがにじみにくく、術中を通して視認性を維持します。
特に乱視矯正精度が求められる症例において有効です。
導入メリット(実務視点)
- 軸ずれ低減 → 術後屈折精度の安定化
- 手技の標準化 → スタッフ教育コストの低減
- 手術時間の短縮 → 回転率の改善
- 器具点数削減 → セットアップ簡略化
単なる器具更新ではなく、「精度」と「効率」を同時に改善するポジションのデバイスといえます。
まとめ
ROBO MARKER G2は、従来のインク転写式トーリックマーカーが抱えていた「にじみ」「角度ズレ」「手技依存」といった課題を解消する次世代デバイスです。
特に、
- 自動角度調整
- レーザーによる水平確認
- 滲まないドライマーキング
といった機能により、トーリックIOLの軸合わせ精度を安定させたい施設にとって有力な選択肢となります。
白内障手術の質を一段引き上げるための「マーキング工程の最適化」という観点で、導入検討に値する製品といえるでしょう。
0.5ミリ先 