2025年、日本眼科学会で発表されたアルコンの次世代手術装置「Unity VCS」。
1台で白内障と硝子体の両方に対応する“統合機”として注目されていますが、
現場で実際に問題になるのはここです。
「この装置、うちで回収できるのか?」
Unity VCSは“性能”より“採算”で見るべき理由
Unity VCSは確かに高性能です。
- 4D Phacoによる効率的な水晶体乳化
- 最大30,000cpmの高速カッター
- Active Sentry+温度センサーによる安全性向上
- マルチポンプ制御による柔軟な手術環境
ただし、これらの進化がそのまま収益に直結するとは限りません。
- 症例数が足りない
- 硝子体比率が低い
- 消耗品コストが想定以上
この場合、高性能=高リスク投資になります。
従来機との違い(要点だけ)
| 項目 | Constellation | Centurion | Unity VCS |
|---|---|---|---|
| 対応領域 | 硝子体中心 | 白内障専用 | 前後眼部対応 |
| ポンプ | ベンチュリー | ペリスタルティック | マルチポンプ |
| カッター | 最大20,000cpm | – | 最大30,000cpm |
| 特徴 | 汎用性 | 安定性 | 統合・高機能 |
👉 ポイントはシンプルで、
「2台→1台に集約できるかどうか」
では、どのくらいの症例数なら成立するのか?
Unity VCSは一般的に数千万円規模の投資になるため、
- 年間白内障件数
- 硝子体件数
- 症例構成
によって、回収期間が大きく変わります。
▶ 症例数ベースで簡易チェック
導入判断の入口として、
症例数からざっくり採算ラインを確認できるシミュレーターを用意しています。
ただし、この時点ではまだ判断できません
上記シミュレーションはあくまで“目安”です。
実際には
- 手術単価の内訳
- 消耗品コスト
- 硝子体比率
- 回転効率
によって、同じ件数でも結果は変わります。
▶ 3,000万円の投資、感覚で決めますか?
「この件数なら黒字ラインに入るのか」
「回収まで何年かかるのか」
ここまで踏み込んで判断したい方は、
粗利と回収期間ベースで整理したシミュレーションをまとめています。
まとめ
Unity VCSは間違いなく高性能な装置です。
ただし重要なのは、
「優れているか」ではなく「成立するか」
この一点に尽きます。
条件が合えば有力な投資。
ズレていれば、固定費だけが残るリスクもある。
その分岐を、数字で見極めてください。
0.5ミリ先 
