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【徹底比較】Unity VCS登場!アルコンの新型硝子体手術装置、その実力は?

2025年の日本眼科学会にて、アルコン(Alcon)社の次世代手術装置「Unity™ VCS(ユニティ・ブイシーエス)」がついに公式発表されました。

この新機種は、硝子体手術装置として高い評価を受けてきたコンステレーション ビジョンシステムの後継機に位置づけられると同時に、白内障手術装置であるセンチュリオンをも凌駕する性能を備えています。

本記事では、Unity VCSが従来機種と比べてどのように進化したのかを、機能別に比較・解説していきます。


Constellation Vision System(コンステレーション)とは?

2008年に発売された硝子体手術装置で、白内障手術にも対応できる多機能機器です。

世界中の硝子体手術の現場で使用され、信頼性と汎用性の高さで高評価を得てきました。

Centurion Vision System(センチュリオン)とは?

2014年に発売された白内障手術専用装置で、眼内圧の安定性と吸引制御の正確さに優れたモデルです。

Active Sentryセンサーを搭載し、眼内圧変動へのリアルタイム対応を実現しました。


Unity VCS:ConstellationとCenturionを超える1台2役の次世代装置

Unity VCSは、「1台で前眼部〜後眼部まで」をコンセプトに開発された統合手術装置です。

手術環境の統一、手技のスムーズな移行、煩雑な機器交換の削減など、現場の声に応える進化が詰まっています。

Unity VCS vs Constellation / Centurion 比較表

項目ConstellationCenturionUnity VCS
Phaco(超音波乳化)Ozil(横振動)Ozil + Active Sentry(眼内圧センサー)4D Phaco + Active Sentry + 温度センサー
ポンプ方式ベンチュリーポンプペリスタルティックポンプマルチポンプ(灌流・吸引 両方制御)
カッター速度最大 20,000 cpm最大 30,000 cpm
レーザー機能シングルスポットテトラスポット(4方向)
照明(イルミネーション)ハロゲンLED(RGB 独立調光可能)

Unity VCSが変える眼科手術の未来

  • Phacoの進化:4D Phacoで組織への負担軽減と切開効率向上
  • 手術中の安全性:眼内圧センサー+温度センサーでトラブル予防
  • 手技の自由度:マルチポンプ制御で術者ごとの最適化が可能
  • 視認性向上:RGB調整LEDで術野がクリアに

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まとめ|Unity VCSは次世代の「オールインワン手術装置」

特徴従来機Unity VCS
硝子体手術Constellationが前後眼部に対応高出力・高精度なカッター搭載
白内障手術Centurionが安全性を向上4D Phacoで効率・安全性向上
装置の統合性別々の装置を併用1台で前後眼部手術に対応

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