白内障手術は「儲かる医療技術」として語られがちですが、実務的にはかなり性質が異なります。
👉 結論から言うと、この領域は
「導入すべき施設」と「導入しない方が合理的な施設」が明確に分かれます。
問題は、その分岐が見えにくいことです。
本記事では、白内障手術の導入可否を
症例数と運用構造から機械的に切り分けるための基準を整理します。
白内障手術の本質は「単価」ではない
よくある誤解として、
- 白内障手術は単価が高い
- 導入すれば自然と利益が出る
という認識があります。
しかし実際には、
👉 症例数が足りないと成立しない構造です。
その理由は、
- 人員配置
- 手術室運用
- 機器・保守コスト
といった要素が、実質的に固定費として効いてくるためです。
導入判断の分岐点(ここが本質)
白内障手術は、症例数によって意味が大きく変わります。
■① 週数件レベル
- 収益貢献は限定的
- 固定コストの影響が大きい
👉 戦略的には非導入が合理的なケースもある
■② 週5〜10件レベル
- 損益分岐に乗るかどうかの境界帯
- 運用設計によって結果が大きく変わる
👉 最も意思決定が難しいゾーン
■③ 週10件以上
- スケールメリットが発生
- 固定費が薄まり収益化が安定
👉 事業として成立する領域
重要なのは「症例数そのものではない」
同じ週8件でも結果は変わります。
差を生むのは、
- オペ回転設計
- 消耗品コスト構造
- 機器選定
- スタッフ体制
👉 つまり白内障手術は
「症例数 × 運用設計」で決まるビジネスです。
では自院はどこに該当するのか?
ここまでで重要なのは、
👉 自院がどのレンジに位置するのかを把握しない限り、判断はできない
という点です。
- 週何件を現実的に見込めるのか
- コスト構造はどのレンジに入るのか
- 運用設計でどこまで最適化できるのか
これらを数値で見ない限り、「なんとなくの判断」になります。
そのための実務シミュレーション
症例数とコストレンジから粗利を逆算し、
導入すべきかどうかを具体的に判断するためのモデルをまとめています。
👉 【開業医向けクローズ資料】白内障手術は本当に採算が合うのか?症例数別・粗利シミュレーションで判断する導入ライン
まとめ
- 白内障手術は高単価だが、それだけでは成立しない
- 症例数によって「やるべきかどうか」が分かれる
- 運用設計によって結果は大きく変わる
そして最も重要なのは、
👉 導入判断は「感覚」ではなく「数値」で決めるべきという点です。
補足
本記事は「導入するかどうかの分岐」を整理したものです。
実際の意思決定では、
- 消耗品コスト
- 機種選定
- 保守費用
まで含めて検討する必要があります。
必要に応じて各詳細記事もあわせて確認してください。
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