こんにちは、ましお.です。
今回は眼科を開業する際に最低限必要な器械をご紹介します。
明らかに物足りないラインナップです。
最低限必要な器械を把握するためにご参照いただければ幸いです。

今回の記事は次のような方におすすめです。
・ご開業を考えている眼科の先生。
最低限必要な器械を購入して眼科を開業し、軌道に乗り始めた頃に器械を買い足すのも一つの戦略かもしれません。
検査機器が少ない分、検査項目も少ないので人員も少なくて済みます。
お部屋ごとのご紹介です。
もくじ
診察室
一覧です。
- スリットランプ
- 倒像鏡(20Dレンズ)
- 睫毛鑷子(2本)
アプラネーションとスライディングテーブルも欲しいところです。
スリットランプはスライディングテーブルがなくても光学台に設置することが可能です。
患者さんの電動椅子はあればいいなと思います。

単眼倒像鏡か双眼倒像鏡をお好みで選択します。
20Dレンズは必ず欲しいです。
お好みでスーパーフィールドNCレンズやスーパークワド160 のようなレンズがあると良いです。
気に入ったタイプが2本あると良いです。
余裕があれば滅菌器も買っておきたいところです。

検査室
一覧です。
- レフケラトメーター
- 視力表(検眼枠・検眼レンズ)
- レンズメーター
- 近点視力表
- 色覚検査表
光学台とセット購入します。
トノメーター付きの器械を購入するかどうかが悩みどころです。
レフケラトメーターのみ購入の場合はスリットランプのアプラネーショントノメーターで眼圧を測ります。
トノメーター一体型もぜひご確認下さい。

検眼枠と検眼レンズをセットで購入します。
検眼枠はPD54〜62くらいまでを視力表と同じ数あればいいと思います。
基本的に5mの設置距離が必要な視力表ですが、最近は1m以下のタイプも販売されています。
設置距離が短いほど価格が上がるので悩ましいところです。

設置するための台が付属していないので、置き場所はあらかじめ考えておく必要があります。
将来的に電子カルテを導入する場合、電子カルテ接続が可能なモデルを選んでおく必要があります。
最近の機種は基本的に問題ありません。

とりあえず用意しておきたい冊子なので、よくあるものを一冊買っておきます。
中村氏ひらがな近点表などはいかがでしょうか。
こちらも近点表同様に一冊買っておきます。
石原氏色覚検査表などはいかがでしょうか。
受付
- レセプトコンピュータ
通称レセコンです。
電子カルテメーカーが電子カルテと一緒に対応してくれます。
将来的に電子カルテの導入を考える場合はあらかじめ情報共有しておきたいです。
ORCAであれば基本的に問題ありません。
ORCAはソフトウェア保守が有償になりました。
眼科医療機器に関する記事を随時更新しています。