HOYA Nanex(ナネックス) は、HOYA社から新たに登場した国産の単焦点眼内レンズ(IOL)です。
従来モデルで高い評価を得ていた XY1-SP系インジェクター をさらに進化させ、新設計の薄型レンズを搭載した新モデルとなっています。
本記事では、Nanexの特徴・テクニカルデータ・おすすめポイントをわかりやすく整理します。
HOYA Nanex(ナネックス)とは?
Nanexは、HOYA社が新たに発売した単焦点眼内レンズです。
基本設計はXY1シリーズの流れを汲みつつ、
- より薄型化したレンズ設計
- 操作性を高めたインジェクター
- 後発白内障対策を意識した表面処理
といった改良が加えられています。
特に注目すべき点は、レンズの薄型化によるインプラント時のコントロール性向上です。
これにより、挿入時の挙動がより安定し、術者のストレス軽減につながる設計となっています。
Nanexのおすすめポイント
さらに細くなったノズル径
Nanexでは、ノズル外径1.62mmを実現しています。
これは従来モデルと比較して0.08mmの細径化に相当します。
- 小切開手術との親和性向上
- 創口への負担軽減
- 挿入時の抵抗感低減
といったメリットが期待できます。
評価の高いXY1-EM-SP系インジェクターを継承
インジェクターは、既存の XY1-EM-SPシリーズとほぼ同等の操作感を維持しています。
- 押し出し時の安定性
- レンズの展開コントロール
- 既存ユーザーでも違和感の少ない操作性
といった点は、すでに評価の定まった仕様です。
新モデルでありながら導入時の学習コストが低い点は、臨床現場では大きな利点といえます。
進化したレンズ形状と表面処理
Nanexでは、レンズ本体が従来品よりも薄型化されただけでなく、
- リム(エッジ)構造の最適化
- UVオゾン処理の採用
が行われています。
これにより、
- 嚢内での安定性向上
- 後発白内障(PCO)抑制効果
が期待される設計となっています。
単焦点IOLとして、ベーシックながら完成度の高い設計といえるでしょう。
Nanexのテクニカルデータ
| モデル | Nanex |
| 度数範囲 | +6.0D~+30.0D(0.5D Step) |
| 全長 | 13.0mm |
| 光学部径 | 6.0mm |
| A定数(カタログ値) | 119.2 |
| 材質 | 紫外線吸収性黄色軟質アクリル樹脂 |
| インジェクター カートリッジ | プリセット |
まとめ|Nanexは「安心して選べる進化型・国産単焦点IOL」
HOYA Nanex(ナネックス)は、
- 実績あるXY1シリーズをベースに
- 薄型レンズ設計と細径ノズルで操作性を向上
- 後発白内障対策も意識した堅実な改良モデル
という位置づけの単焦点眼内レンズです。
「新製品だが、奇をてらっていない」
「従来モデルの延長線で、確実に使いやすくなっている」
そうした点から、
- 単焦点IOLのスタンダード更新を検討している施設
- XY1シリーズをすでに使用している術者
にとって、導入しやすく失敗しにくい選択肢といえるでしょう。
※本記事は製品理解を目的とした情報整理であり、最終的な採用判断は各施設・術者の裁量に基づいて行ってください。
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