Ultra Sert+(ウルトラサートプラス)は、アルコン社が新たに発売した単焦点眼内レンズです。
従来から高い評価を得ている「Clareon」レンズを採用しながら、インジェクターには使い慣れたUltra Sertシステムを組み合わせた製品として注目されています。
「Clareonレンズは魅力的だがAutonoMeの操作感が合わない」
「従来のUltra Sertに近い感覚でClareonを使用したい」
このようなニーズに応える選択肢として登場しました。
本記事では、Ultra Sert+の特徴やおすすめポイントをわかりやすく整理します。
なお、単焦点眼内レンズ全体の比較については以下の記事をご参照ください。
Ultra Sert+とは?
Ultra Sert+は、アルコン社の単焦点眼内レンズシリーズの新モデルです。
レンズ本体には、すでに国内外で高い評価を得ているClareon素材のIOLを採用しています。
一方で、挿入システムにはガス圧式のAutonoMeではなく、改良型のUltra Sertインジェクターを採用しています。
これにより、Clareonレンズの光学性能を維持しながら、より馴染みのある操作感で使用できる製品となっています。
Ultra Sert+のおすすめポイント
改良されたUltra Sertインジェクター
Ultra Sert+では、従来型Ultra Sertの設計をベースにインジェクターが改良されています。
特にIOLを押し出すプランジャー部分が延長されており、レンズの送り出しをよりコントロールしやすくなっています。
また、従来モデルで指摘されていた細かな課題についても見直しが行われています。
Clareon IOLを使い慣れた操作感で使用できる
これまでClareon素材のIOLはAutonoMeシステムが中心でした。
一方で、ガス圧式インジェクター特有の操作感に慣れない術者も一定数存在します。
Ultra Sert+は、Clareonレンズのメリットを維持しながら、従来の手動式インジェクターに近い感覚で使用できる点が大きな特徴です。
コスト面のメリット
Ultra Sert+は、Clareon AutonoMeと比較して定価ベースで約5,000円低く設定されています。
実際の購入価格は契約条件によって異なりますが、施設によってはコストメリットが期待できます。
特に症例数の多い施設では、ランニングコストの差が積み重なることで一定のインパクトを持つ可能性があります。
こんな施設におすすめ
- Clareonレンズを採用したい
- AutonoMeよりも手動式インジェクターを好む
- インジェクター操作のコントロール性を重視している
- コストを抑えながらClareonを導入したい
まとめ
Ultra Sert+は、高評価のClareonレンズと改良型Ultra Sertインジェクターを組み合わせた新しい単焦点眼内レンズです。
Clareonの光学性能を維持しながら、従来のインジェクターに近い操作感を実現している点が最大の特徴といえるでしょう。
「Clareonを使いたいがAutonoMeが合わない」という術者にとって、有力な選択肢となる可能性があります。
導入を検討する際は、現在使用しているIOLやインジェクターとの比較も行いながら、自院の手術スタイルに適した製品かどうかを評価することが重要です。
0.5ミリ先 