今回はグリーンレーザ光凝固装置を比較します。
網膜レーザー治療装置は年々進化しており、
- パターンスキャンレーザー
- マルチカラーレーザー
- 閾値下レーザー
など様々な装置が登場しています。
その中でも532nmグリーンレーザーは、
現在でも広く使用されている標準的な網膜光凝固レーザーです。
主な適応は以下の通りです。
- 糖尿病網膜症
- 網膜静脈閉塞症
- 網膜裂孔
- 網膜変性
ヘモグロビンへの吸収が高く、
網膜血管病変の治療に適した波長とされています。
本記事では代表的な機種を比較します。
グリーンレーザー導入時の検討ポイント
装置選定の際の主なポイントはこちらです。
- スリットランプ一体型かどうか
- パターンスキャン機能の有無
- 既存装置との接続性
- 設置スペース
施設の設備状況によって
最適な構成は変わります。
※メーカー五十音順
カールツァイスメディテック社
VISULAS green(ビズラス グリーン)

引用:カールツァイスメディテック株式会社
主な特徴
- スリットランプ一体型
- スリット光同軸方式
- InsightView(オプション)
解説
VISULAS greenは
ZEISSの眼科レーザー装置です。
特徴はスリット光同軸方式で、
照射位置の視認性を高めた設計になっています。
またオプションのInsightViewでは、
- レーザー出力
- 設定情報
を鏡筒内に表示することが可能です。
これにより
眼底から視線を外さずに出力調整が可能
という利点があります。
操作性を重視する施設では
検討対象となる装置です。
ニデック社
グリーンレーザ光凝固装置 GYC-500

引用:株式会社ニデック
主な特徴
- 様々なスリットランプへ装着可能
- YAGレーザー YC-200 / YC-200S へ搭載可能
- 白内障・硝子体手術装置 CV-30000 と連携可能
解説
GYC-500は
既存装置との互換性の高さが特徴です。
例えば
- YAGレーザー
- 手術装置
などに搭載できるため、
装置スペースを抑えた導入が可能です。
開業施設や中規模施設など
機器スペースが限られる施設で導入されるケースが多い構成です。
ニデック社
グリーンスキャンレーザ光凝固装置 GYC-500 Vixi

引用:株式会社ニデック
主な特徴
- GYC-500の上位モデル
- パターンスキャンレーザー機能
- グリーンレーザーによるパターン照射
解説
GYC-500 Vixiは
GYC-500にパターンスキャン機能を追加したモデルです。
パターンスキャンレーザーは
- 短時間で多数のレーザー照射
- 均一な照射パターン
が可能になります。
これにより
- 治療時間の短縮
- 医師の操作負担軽減
といったメリットがあります。
パターンスキャンを重視する施設では
検討対象となる機種です。
まとめ
グリーンレーザーは現在でも
網膜光凝固治療の基本となるレーザー装置です。
主な比較ポイントは以下の通りです。
| メーカー | 特徴 |
|---|---|
| ZEISS | スリットランプ一体型・操作性に特徴 |
| ニデック | 既存装置との互換性が高い |
またニデックでは
- GYC-500(シングルスポット)
- GYC-500 Vixi(パターンスキャン)
といった構成になっています。
施設の設備構成や治療方針に応じて
適切なレーザー装置を選択することが重要です。
0.5ミリ先 
