この記事の目的
本記事では、眼科クリニックにおいて OCT(光干渉断層計)の購入を検討する際に、比較軸を整理すること を目的としています。
OCTは各社とも性能が成熟しており、「どれが一番良いか」ではなく
自施設にとって何を重視すべきか を明確にすることが重要です。
本記事は、すぐに購入を決めるためのものではなく、
デモ依頼や見積取得の前段階で考えを整理するための位置づけです。
OCT比較で混乱しやすいポイント
OCT選定で迷いやすい点として、以下が挙げられます。
- 画質の違い(特にOCTA)
- 前眼部OCTや解析機能などのオプション構成
- 本体価格と追加費用の全体像が見えにくい
- メーカー担当者からの説明が機種ごとに分断されがち
結果として、
「比較したつもりでも、判断軸が整理されていないままデモに進んでしまう」
ケースが少なくありません。
主要OCT機種の特徴整理(簡易)
ニデック RS-330(Duo2)
- 強み:長眼軸長正常眼データベースオプションを追加可能
- 弱み:OCTA画像のノイズがやや気になる
- 向いている施設:緑内障診療でデータベース参照を重視する施設
キヤノン OCT-R1
- 強み:OCTAを含め全体的に画質が良好
- 弱み:ジョイスティック操作がない
- 向いている施設:誰でも安定して高画質を得たい施設
トプコン Maestro2
- 強み:既存トプコンOCTからのデータ移行が容易
- 弱み:価格帯が上昇している
- 向いている施設:トプコンOCTからの買い替えを検討している施設
※ 本記事では概要整理に留めています。
デモや見積の前に考えたい判断の目安
まだ買わなくていいケース
- 現在使用中のOCTや眼底カメラに大きな不具合がない
- 広角OCTやSS-OCTを「何となく」欲しいと感じている段階
デモをおすすめする条件
- 使用年数が10年を超えている
- 新規導入、または他メーカーへの乗り換えを検討している
- 実際の撮影オペレーションを検査員と一緒に確認したい
比較内容を1枚にまとめた資料について
本記事で触れた内容をもとに、
主要OCT機種の特徴・向いている施設像・価格目安を1枚に整理したPDF資料 を作成しました。
- 無料記事ではあえて触れていない「価格目安ゾーン」を掲載
- 機種ごとの強み・弱みを同じフォーマットで比較
- デモ前の事前整理用としての利用を想定
作成日:2026年1月(価格は当時の目安です)
▼ PDF資料はこちら
👉 BOOTH商品ページへのリンク
まとめ
OCT選定で最も避けたいのは、
「比較したつもり」で判断が進んでしまうこと です。
まずは情報を整理し、
その上で学会展示やデモで実際の画質・操作感を確認する。
この順序を踏むことで、納得感のある導入判断につながります。
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