こんにちは、ましお.です。
今回は、CTR用のインジェクターについてです。
ましお.
今回の記事は次のような方におすすめです。
・白内障手術に対応している方。
・これから白内障手術に対応される方。
毎回必要なわけではないCTR。
しかし、白内障の手術に対応する場合、常に準備しておきたいものの一つです。
今回はそんなCTRをより使用しやすくするためのデバイスを比較します。
検討のポイントはこちらです。
- 形状はどうなっているか。
- 使用方法の違いはあるか。
CTRについて情報を再確認します。
HOYA社 CTR(カプセルテンションリング)
引用:HOYA株式会社 ホームページ
名称 | CTR縫着ホック無タイプ | CTR縫着ホック有タイプ |
型番 | CTR130A0 | CTR130A2 |
全長 | 13.0mm | 13.0mm |
幅 | 0.18mm | 0.18mm |
ましお.
縫着用ホックの有無でタイプが異なります。
近く、プリセットタイプが発売されるようです。
上記のCTRをより使いやすく。
より負荷なく、使用するためのインジェクターについて比較します。
※メーカー五十音順です。
ASICO社 下分氏スパイラルCTRインジェクター AE-4777
引用:アールイーメディカル株式会社 ホームページ
特徴は下記の通りです。
- CTR本体の2つのアイレットを2つのフックに引っかけて使用します。
ましお.
2つのインジェクターのフックは共に鈎のない形状です。
ゴイダー社 カプセルテンションリングインジェクター18G G-32960
引用:エムイーテクニカ株式会社 ホームページ
特徴は下記の通りです。
- 全長161mmです。
- ゴイダー社 小堀氏CTRガイドSpiral法用 G-S04072と一緒に使用することでよりコントロールしやすくなります。
- CTR本体のアイレットをフックに引っかけて使用します。(もう片方のアイレットに別の器具を引っかけてコントロールします。)
ましお.
インジェクターのフックに鈎はありません。”小堀氏CTRガイドSpiral法用”は専用のくの字形状です。
まとめ
今回は、CTRと専用インジェクターを取り上げました。
主な違いは下記の通りです。
- 先行アイレットのコントロール方法が異なります。
- 使用する器具の数が異なります。
ましお.
CTRはその目的から極力水晶体嚢に負担をかけない方が好ましいです。
インジェクタープリセットのCTRも出てきていますが後方アイレットのフックがありません。
1本で両方のアイレットをコントロールできる、下分氏スパイラルCTRインジェクターに期待です。