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【徹底解説】Unity™ VCSの消耗品まとめ|コンステレーションとの違いと進化点

2025年の日本眼科学会で正式に発表されたアルコン社の次世代手術装置「Unity™ VCS(ユニティ・ブイシーエス)」。

従来の「コンステレーションビジョンシステム」から刷新されたこの新機種では、本体性能の飛躍的な向上とともに、消耗品や関連パックの構成も大きく変わっています

本記事では、Unity™ VCSで使用される白内障・硝子体・コンバインド手術における主要な物品の変更点と特徴をわかりやすくまとめました。

Unity™ VCSで変更された手術用消耗品とは?

1. 白内障手術関連の変更点

従来機種(コンステレーション)Unity VCS補足
PEAパックUNITY PEAパック各種必要物品が集約
U/SチップUNITY PEAパックに内包
ウルトラスリーブUNITY PEAパックに内包
トレイアームカバーUNITY PEAパックに内包

ポイント: これまで個別に準備していた物品が1つのパックに集約され、手技準備がシンプルに。


2. 硝子体手術関連の変更点

コンステレーションUnity VCS主な違い
トータルプラスパックDSパック最大30000cpmカッターに対応
トレイアームカバーDSパックに内包
照明付きレーザープローブテトラスポット照明付きレーザー最大4発同時発射可能に

ポイント: 切開効率と可視性が大幅に向上。30000cpm対応のカッターと、新しい照明レーザーシステムが導入されています。


3. 白内障+硝子体 同時手術(コンバインド)用物品の変更点

コンステレーションUnity VCS備考
コンバインドトータルプラスパックDSコンバインドパック白内障・硝子体の両手技に対応
U/SチップDSコンバインドパックに内包
CENTURIONウルトラスリーブDSコンバインドパックに内包
トレイアームカバーDSコンバインドパックに内包

ポイント: 1つのパックで複数の手技をカバー。準備物品のミスを防ぎやすくなっています。


まとめ|Unity™ VCS導入で消耗品もアップデートされている

Unity™ VCSの導入は、単なる装置の入れ替えにとどまらず、周辺物品の構成・パッケージ内容・手技効率においても大きなアップデートが行われています。

  • 各種パックがわかりやすく集約され準備が簡便に
  • 高性能レーザーや高速カッターに対応した設計
  • 消耗品単位で見てもコスト・効率の最適化が期待される

導入時には本体性能だけでなく、日々使用する消耗品の構成にも注目することで、実運用上のギャップを防ぐことができます。


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