仕事の中で何度も確認している内容なので、そろそろ備忘録的にまとめておきます。
アルコンのIOLはカートリッジの創口幅やプリセット対応範囲が独特で、特にトーリックのパワーと対応範囲の違いが混乱しやすいです。
✅ 注文した後に「カートリッジが無い!」なんてことがないよう、
対応パワー・創口幅・プリセット範囲を一括で確認できるよう整理しました。
🔧 カートリッジと創口幅について
カートリッジ | 創口幅 | 対応パワー |
---|---|---|
Dカートリッジ | 角膜・強角膜 2.4mm | 〜+25.0D |
Cカートリッジ | 強角膜 2.75mm | +25.5D〜 |
🔍 Cカートリッジには角膜切開の創口幅設定がカタログにありません。
実際の創口幅はナイフの厚みや術者の癖によって前後するので、あくまで参考値です。
🔍 プリセット範囲(単焦点レンズ)
レンズタイプ | +6.0D〜 | 〜+21.0D | 〜+25.0D | +25.5D〜+30.0D |
---|---|---|---|---|
CNA0T0 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎(※C nozzle) |
CNA0T2・3 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎(※C nozzle) |
CNA0T4〜6 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎(※C nozzle) |
CNA0T7〜9 | × | × | × | × |
✅ CNA0T0の+25.5D〜+30.0Dは「C nozzle(Cカートリッジ先端)」を使用。
アルコンのトーリック対応範囲は広めで、他社製品と比べても柔軟です。
→[【乱視矯正】トーリック眼内レンズをメーカー別に比較|最新モデルのスペック一覧]
🔍 プリセット範囲(多焦点レンズ:パンオプティクス)
レンズタイプ | +6.0D〜 | 〜+21.0D | 〜+25.0D | +25.5D〜+30.0D |
---|---|---|---|---|
CNATT0(非トーリック) | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ×(セッティング対応) |
CNATT2〜6(T2〜T6) | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ×(セッティング対応) |
ℹ️ パンオプティクスの+25.5D〜は全てセッティング対応(プリセットなし)です。
トーリックT2〜T6も同様にセッティング対応となります。
→[多焦点眼内レンズの特徴を詳しく解説|メーカー別の違いと選び]
🔍 プリセット範囲(多焦点レンズ:ビビティ)
レンズタイプ | +6.0D〜 | 〜+21.0D | 〜+25.0D |
---|---|---|---|
CNAET0(非トーリック) | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
CNLTE2・3(T2・T3) | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
CNLTE4〜6(T4〜T6) | ⚪︎ | ⚪︎ | ×(非対応) |
❌ ビビティは+25.5D以上に非対応で、セッティングタイプも存在しません。
特にT4〜T6は+21.0D以下に限られるため注意が必要です。
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✏️ おわりに
想像以上にスッキリまとまりました。
特にパンオプティクスとビビティのトーリック対応範囲は、自分でも何度も見返す項目です。
✅ 本記事が「レンズ注文時のチェックリスト」として、少しでも役立てば幸いです。