今回は診察室器具の定番、ボープル氏睫毛鑷子を比較します。
正直どのメーカーも大きな差はありませんが、手のサイズや素材の好みによって“しっくりくる一本”は違います。
ご購入の際の参考になれば幸いです。
🩵 ボープル氏睫毛鑷子とは?
「ボープル氏」は人名に由来する名称で、
眼科で最も一般的な睫毛抜去用ピンセットの形状を指します。
明確な規格はありませんが、各メーカーが共通した設計思想で製造しており、診察室では“定番形状”として定着しています。
💡 比較のポイント
- 器具メーカー純正かどうか
- 手に合う全長・握りやすさ
- 指掛け部の形状
- 光の反射が気になるか
- 素材(ステンレス or チタン)
- 睫毛の掴みやすさ・切れにくさ
🔍 主なモデル一覧
| メーカー | 型番 | 素材 | 全長 | 特徴 | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| イナミ | S-325 | ステンレス | 100mm | 定番の標準モデル | 約45,000円 |
| イナミ | DS-325TC | チタン | 110mm | 軽量で反射少なめ(青色) | 約66,000円 |
| DK(M.E.technica) | 2-195 | チタン | 105mm | 穴あき形状で軽量 | 約49,000円 |
| はんだや | HS-2476A | ステンレス | 102mm | コスパの良いスタンダード | 約36,000円 |
| はんだや | FGHS-2476F | ステンレス | 120mm | 特殊先端で視認性アップ | 約32,000円 |
🧭 編集メモ
実際の使用感はどれも大差ありません。
ただし、反射・軽さ・指の当たりは意外と使用感に影響します。
初めて導入する場合は、イナミ S-325か、チタン好きならDS-325TCを試してみると良いでしょう。
🩶 まとめ
どのモデルを選んでも性能差はほぼありませんが、「手に馴染む一本」を見つけておくと診察時のストレスが軽減します。
長く使う器具だからこそ、“感覚的な合う・合わない”を大切に。

