今回は、眼科を開業する際に必要となる医療機器をまとめました。
基本セットに加えて、経過観察や処置対応を見据えた追加機器を整理しています。
必需品の把握や導入検討の参考になれば幸いです。
💡この記事は、以前公開した下記の記事の続編です。
まずは基礎ラインナップを知りたい方はこちらからどうぞ。
→[【眼科開業】最低限必要な医療機器リスト|診察室・検査室・受付ごとに紹介]
この記事はこんな方におすすめ
- いずれ眼科開業を検討している先生
- 経過観察まで対応できる機器構成を知りたい方
- リース・購入のバランスを考えたい方
診察室
開瞼器
使い慣れたタイプを2〜3個用意しておくと安心です。
有鈎鑷子/無鈎鑷子
どちらも1本ずつは揃えておきましょう。診察・小処置で頻繁に使用します。
スプリング剪刀
必須ではありませんが、細かな処置や縫合時にあると便利です。
洗浄針・受水器
洗浄針1セット+受水器を数個備えておくと効率的です。
使い捨てで清潔に運用できる形がおすすめです。
広視野眼底観察レンズ
スーパーフィールド、スーパークワド160など。
レーザーコーティングタイプが長期的に使いやすいです。
検査室(暗室)
OCT+眼底カメラ
OCTと眼底カメラが一体化したモデルが主流です。
最近ではOCT-A対応機種も増加しています。
- OCTに眼底カメラの点数が内包される点は要注意。
- 広角OCTや広角眼底カメラを導入する場合は別購入が必要です。
関連リンク:【眼科医向け】OCT(眼底カメラ一体型)主要メーカー比較|導入前に知っておきたい選び方のポイント
静的視野計
近年は選択肢が増え、価格・機能ともに幅広くなっています。
ただし、メーカーによって検査アルゴリズムが異なるため、既存データとの整合性を重視するなら同一メーカー継続が安心です。
関連リンク:静的視野計、どう選ぶ?|眼科開業医・買い替え検討者必見の比較記事
処置室
YAGレーザー/SLTレーザー
現在の開業では、YAGレーザー(後発白内障対応)とSLTレーザー(緑内障治療)が実質的な標準構成になっています。
この2機種を組み合わせることで、術後フォローや緑内障管理にも対応可能です。
その他設備
オートクレーブ滅菌器
器具の滅菌に必須。コンパクトな卓上タイプでも十分です。
他の医療機器に比べるとコストは抑えやすく、導入メリットは大きいです。
例:ユヤマ 自動高圧蒸気滅菌器 卓上 YS-A-C006J
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ファンシーラー
滅菌バックを密封するための器械。オートクレーブとセット導入をおすすめします。
揃えておきたい3点セット:
- オートクレーブ滅菌器
- ファンシーラー
- 滅菌バック(消耗品)
例:ファンシーラー 5mm幅タイプ NA-315<ナビス>
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例:アズワン 滅菌バック HM−4001
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電子カルテ+ファイリングシステム
眼科では、電子カルテとファイリングシステムをセットで構築するのが一般的です。
- 電子カルテ:患者情報・診療録を管理
- ファイリングシステム:OCT・眼底写真・視野計などの画像データを一元管理
両者を連携させることで、検査室で撮影・解析したデータをリアルタイムに診察室へ共有でき、診療効率が大幅に向上します。
まとめ
最低限構成に加え、経過観察・処置に対応するための拡張機器を紹介しました。
リースと購入のバランスを見極めながら、「長期運用」と「更新性」の両立を意識すると良いでしょう。

