アイケアST500とは?
エムイーテクニカが新たに展開した、スリットランプ装着型の眼圧計です。
従来の手持ち式である「アイケア ic200」の流れを汲みつつ、
「診察室での安定測定」に最適化されたモデルとなっています。
診察室用眼圧計の課題
日常診療において、眼圧測定にはいくつかの実務的な問題があります。
手持ち型は
測定者依存性が高く、再現性にばらつき
ゴールドマンアプラネーショントノメーターは
- 点眼麻酔が必要
- セットアップに手間がかかる
- 眼瞼が狭い症例では操作性が低下
これらは「精度 vs 手軽さ」のトレードオフとして、長年の課題です。
アイケアST500の主な特徴
ic200と同一プローブを使用可能
消耗品はic200と共通のため、
- 在庫管理の一本化
- コスト最適化
が可能です。既存ユーザーにとって導入障壁が低い設計です。
スリットランプ固定による高い再現性
ST500はスリットランプに装着して使用します。
- 顎台で頭部固定
- 測定角度が一定
- リモコン操作により手ブレを排除
これにより、手持ち型で問題となる測定ばらつきの低減が期待できます。
小型プローブによる良好なアクセス性
接触部が小さいため、
- 眼瞼裂が狭い症例
- 高齢者・緊張の強い患者
でも比較的スムーズに測定可能です。
デジタル表示による視認性
測定結果はデジタル表示され、
- 即時確認
- スタッフ間での共有性向上
といった実務面でのメリットがあります。
MIGSの術式選択、感覚で決めていませんか?
実際には「症例数」と「運用負荷」によって最適解は変わります。
眼内法 vs ドレーンを増分収益ベースで分解し、
どの条件でどちらを選ぶべきかを整理しました。
👉 採算シミュレーションと実務的な判断基準をnoteにまとめました。
まとめ
アイケアST500は、従来の手持ち型リバウンドトノメーターの利便性を維持しつつ、スリットランプ固定によって測定の再現性と安定性を向上させた診察室向け眼圧計です。
特に、
- ic200ユーザーで運用を統一したい施設
- アプラネーションの手間を軽減したい外来
- 測定のバラつきを抑えたい診療環境
において、有力な選択肢となります。
「手軽さ」と「再現性」のバランスを取りたい施設に適した1台と言えるでしょう。
0.5ミリ先 