ギャラリーはこちら

【2025年版】保険診療内で使える高機能眼内レンズを比較|新世代IOL 4製品の特徴と選び方

近年、「遠くはクリアに見たいけれど、日常生活でもう少し手前を楽に見たい」というニーズが増えています。

そんな希望に応えるのが、保険診療内で使える新世代眼内レンズ群です。

この記事では、加入度数0.5D〜1.5D前後の代表的4製品

  • AMO社 テクニス アイハンス
  • 参天製薬社 レンティス コンフォート
  • HOYA社 Vivinex Impress
  • ニデック社 ネックスロード

を比較・整理し、特徴と選び方をわかりやすくまとめました。


低加入単焦点眼内レンズ4種比較表

製品モデル加入度数度数範囲円柱度数範囲光学部径 / 全長A定数材質インジェクター
AMO社 テクニス アイハンスVB Simplicity DIB00V / TVB DIWxxx約0.5D+6.0〜+30.0D(0.5D step)1.50D〜6.00D6.0mm / 13.0mm118.8(超音波)/119.3(光学式)紫外線吸収剤含有アクリル−メタクリル架橋共重合体プリセットカートリッジ
参天製薬社 レンティス コンフォートLS-313 MF15(T1〜T3)約1.5D+10.0〜+27.0D(0.5D step)1.50D〜3.00D6.0mm / 11.0mm118.0(超音波)/118.5(SRK/T)架橋アクリルエステル共重合体カートリッジ一体型(エタニティーアクセスイーズ)
HOYA社 Vivinex ImpressXY1-EM / XY1-EMTx約1.0D+6.0〜+30.0D(0.5D step)T2〜T7(1.00〜4.50D)6.0mm / 13.0mm118.8紫外線吸収性黄色軟性アクリル樹脂プリセットカートリッジ
ニデック社 ネックスロードNSP-3約1.0〜1.5D+1.0〜+30.0D(0.5〜1.0D step)なし6.0mm / 13.0mm119.1着色疎水性軟性アクリル樹脂プリセットカートリッジ

→[【眼内レンズA定数まとめ】主要メーカー別に一覧化(日本でよく使われるIOLのみ)


まとめ|選定時に確認したいポイント

  • 加入度数の強さと位置づけ(約0.5D〜1.5D)
  • 度数範囲・トーリック対応の有無
  • インジェクターや材質の違い
  • 日常生活での近方視サポートの範囲

これらの低加入単焦点眼内レンズは、「はっきりした遠方視」を維持しながら、日常生活での中間距離を快適に見たい患者に最適な選択肢です。

メーカーごとの仕様や扱いやすさを比較することで、診療の幅を広げることができます。

🔗関連記事

【眼内レンズ(IOL)比較】主要メーカーのパワー範囲・乱視範囲・A定数を1ファイルにまとめました 🚀CASIA2の解析機能と出力データ一覧|白内障・角膜・緑内障・ICLを網羅する前眼部OCT【完全ガイド】 【徹底比較】OA-2000Comfort vs IOLマスター700|白内障手術における光眼軸長測定の最新機種 多焦点眼内レンズの特徴を詳しく解説|メーカー別の違いと選び

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA