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前眼部OCT CASIA2 Advanceとは?前眼部の超精密検査に役立つハイエンド機

本記事はCASIA2Advanceに関する基本情報について整理します。

詳細の解析指標については下記のページでまとめています。

CASIA2の解析機能と出力データ一覧|白内障・角膜・緑内障・ICLを網羅する前眼部OCT【完全ガイド】

今回は、再び注目が高まっている前眼部OCT「CASIA2 Advance」について、基本的な情報に焦点を当てて整理しました。

白内障術後のIOL確認や、ICLサイジング、全周隅角解析など、CASIA2ならではの多機能性は高評価を得ています。

特に「カラー表示対応」や「トーリックマーカー判別」など、Advanceになってからの進化も見逃せません。

CASIA2 Advanceとは?

トーメー社が提供する前眼部OCTであるCASIAシリーズの最新版が「CASIA2 Advance」です。

基本構造はOCT(Optical Coherence Tomography)ですが、前眼部に特化しており、高速・高解像度・広範囲のスキャンが可能です。

Advanceになってからは画像がカラー化され、より直感的な解析が可能となり、術後IOLの位置やマーカーの可視化など、実臨床での活用の幅が広がりました。

導入検討のための判断基準

評価項目参考情報
主な検査項目各検査項目の意味・内容
検査結果表示各検査項目の簡易説明
設置性光学台のサイズ感
費用対効果本体価格・稼働率
用途適合性多焦点IOL・緑内障手術・角膜専門検査対応

CASIA2Advanceのテクニカルデータ

モデルCASIA2Advance
解像度(軸方向)10μm以下(組織内)
解像度(横断面)30μm以下(空気中)
スキャン範囲(軸方向)13mm(空気中)
スキャン範囲(横断面)ラジアル:Φ16mm(空気中) ラスター:12mm×12mm
スキャンレート50000A-スキャン
寸法(光学台)700(W)mm×500(D)mm
光源の種類波長走査光源
波長波長1310nm
オプションSTAR Analysis(緑内障オプション)

CASIA2Advanceのおすすめポイント

主な検査項目

検査項目意味内容
Keratometry角膜曲率半径・AvgK:ケラト平均
・Cyl:乱視度数
・ACCP:非球面を補正した角膜屈折力
・ Ecc:角膜の非球面性
Real power角膜後面を含む曲率半径・AvgK:ケラト平均(トータル)
・Cyl:乱視度数(トータル)
・A/P ratio:角膜前後面のケラト比
Cornial Aberration高次収差・HOAs:高次収差の総和
・SA:球面収差
Pachymetry角膜厚・Apex:角膜頂点厚
・Thinnest:角膜の最薄値
Corneal角膜・WTW:角膜径
・ATA depth:角膜頂点から隅角までの深さ
・Densitometry:角膜混濁度
Pupil瞳孔径・Diameter:瞳孔径
・Decenter:光学と瞳孔の中心ズレ度
Gonio隅角・ACD:前房深度
・AOD500(N):鼻側の隅角開大距離
・AOD500(T):耳側の隅角開大距離
Lens水晶体・CLR:水晶体全面の突出量
・LT:水晶体厚
・Tilt:水晶体の傾き
・Densitometry:水晶体混濁度

同社の光眼軸長測定装置にもフーリエ解析機能が一部搭載されました。

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検査結果表示

  • トータル解析:前眼部画像とデータを一括表示
  • 白内障術前:各IOLの適応確認
  • 白内障術後:術前後の角膜差マップと隅角変化確認
  • トポグラフィー:角膜全後面トポグラフィー
  • フーリエ解析:球面・不正乱視・非対称性・高次収差の4つに分離して解析
  • 円錐角膜解析:レーシック眼の検査
  • 2D解析:水平方向の断面像
  • 隅角解析:隅角の360°画像および拡大画像
  • サンプル比較:登録断層像との比較
  • ICLサイジング:ICLのサイズ計算

設置性

光学台のサイズは70cm×50cmですが、キーボード用の引き出しやモニターアームが光学台からはみ出るため実際にはもう少しゆとりをもったスペースが必要です。

費用対効果

本体価格に対して保険請求できる頻度が少なく、コストパフォーマンスはよくない。

しかし、術前検査に使用することでリスクを低減できる可能性があります。

用途適合性

各種眼科手術やICL対応施設では術前の精密検査によるリスク低減が期待できます。

一方、トポグラフィーやスリットランプによる検査で確認できる項目もあり必ず必要な器械ではありません。

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まとめ:CASIA2 Advanceが再注目される理由

ICL需要の高まりや、術後満足度向上のための精密検査ニーズの中で、CASIA2 Advanceの存在感は増しています。

導入コストは高いものの、「診断の精度」や「電子カルテ連携のしやすさ」、「術後フォローの質」でそれに見合う価値があります。

この器械の進化はまだまだ続きそうですので、今後のアップデートにも注目していきましょう。

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