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【眼内レンズA定数まとめ】主要メーカー別に一覧化(日本でよく使われるIOLのみ)

25-11-7更新

白内障手術で欠かせないのが眼内レンズ(IOL)のパワー計算。

中でも「A定数」は計算式に直接影響する重要な数値です。

ただし、レンズの種類を変えるたびにA定数を確認する作業は意外と手間がかかります。

IOLconなどの国際データベースも便利ですが、

「重くて開かない」「必要な情報だけサッと見たい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本でよく使用される眼内レンズのA定数をメーカー別に簡潔にまとめました。

個人メモとして作成した内容ですが、日々の確認用に活用できるよう整理しています。

※あくまで個人まとめのため、数値の使用は自己責任でお願いいたします。

→参照元IOLconのページはこちら

A定数とは?

眼内レンズの度数を計算する際に必要な定数で、レンズデザインや光学中心位置などによって異なります。

A定数はメーカーやモデルごとに異なります。

メーカー別A定数一覧

以下は、日本で比較的よく使用されるIOLを中心にしたA定数一覧です。

🔹 アルコン社(Alcon)

単焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
CNA0T0クラレオンオートノミー118.8119.1-/5.0119.35
CNA0Txクラレオントーリック118.8119.11.94/5.0
MN60AC3ピース118.4119.2
MN60MA(+D)ローパワー118.9126.6
MN60MA(-D)ローパワー118.9103.6

多焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
CNWTT0/CNWTTxパンオプティクス118.7119.11.94/5.0
CNAET0/CNLETxvivity118.8119.21.99/5.0119.11(DFT015/DFTx15参照)

🔹 AMO社(Johnson & Johnson Vision)

単焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
DCB00119.3119.32.04/4.5119.408
DIB00アイハンス119.3119.32.04/4.5119.26
AR40e3ピース118.7118.71.73/5.5

多焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
DRN00Vオデッセイ119.3119.32.04/4.5
DRTオデッセイトーリック119.3119.32.04/4.5
DEN00Vピュアシー119.3119.32.04/4.5
DETピュアシートーリック119.3119.32.04/4.5

🔹KOWA社

単焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
YP2.2R118.6119.03
YP-Tx118.6119.03
PN6AS118.7119.0

🔹HOYA社

単焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
XY1118.9119.1921.98/-119.192
XY1A118.9119.1921.98/-119.137
XY1-SP118.9119.1921.98/-119.192
XY1A-SP118.9119.1921.98/-119.137
XY1-EMインプレス118.8119.1921.98/-118.913
XY1-EMTインプレストーリック118.8119.1921.98/-
PY-60AD3ピース118.4118.61.67/-

多焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
XY1-G/XY1-GP119.0118.9911.88/-118.991
XY1-G T/XY1-GPT119.0118.9911.88/-118.991

🔹NIDEK社

単焦点

ULIBULIBIOLcon
モデル補足ASRK-T(A)Barret(LF/DF)SRK-T(A)
NP-1119.7119.72.25/0.0
NP-T119.7119.72.25/0.0

まとめ:A定数の確認をもっと簡単に

IOLconは世界中のIOL情報を網羅しており、正確性は高いものの操作が重いのが難点です。

自分の施設で使用するメーカー・モデルだけをリスト化しておけば、A定数確認の手間を大幅に削減できます。

また、定期的にメーカー公式資料やIOL Masterの設定値を確認して、最新の補正値と差異がないかをチェックしておくと安心です。

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