👉 導入判断で迷う方向け|価格レンジと採算目安まとめ

虹彩拡張デバイスの比較|白内障手術で使用する3製品を整理

この記事は以下のような方におすすめです

  • 白内障手術で使用される虹彩拡張用デバイスについて知りたい方
  • 現在使用中のデバイスに使いにくさを感じている方

虹彩拡張デバイス(エキスパンダー系)は、すべての白内障手術で必要となるわけではありませんが、特定の症例では安全な手術を行うために欠かせない存在です。

本記事では、代表的な3製品を「最小販売単位」「再滅菌の可否」「付属品の有無」「関連商品」などの観点から比較・整理しました。

本記事は、難症例対応に関する情報を体系的に整理したまとめ記事の一部です。

眼内レンズ種類や比較、術前準備に関する情報は、以下のリンク集から一覧で確認できます。

白内障手術の現場で使う知識まとめ|IOL選定・機器準備・難症例対応【実務特化】

比較のポイント

  • 最小販売単位
  • 再滅菌の可否
  • 付属品の有無
  • 関連商品の有無

mst(エムエスティー)社:マリュージンリング2.0(MAL-1006 / MAL-1007)

製品番号MAL-1006 / MAL-1007
サイズ6.25mm / 7.0mm
最小販売単位6本/箱
再滅菌不可
付属品インジェクター付属
関連商品マリュージンリングマニュピュレーター(MAL-1005)

リングサイズが選べる点が特徴で、症例に応じた拡張が可能。剛性があり、しっかりと虹彩を保持できます。

関連商品のマニュピュレーター(MAL-1005)は再滅菌可能です。

はんだや社:アイリスフックAdvance(HS-2766B)

製品番号HS-2766B
最小販売単位5個/箱(1症例分)
再滅菌不可
付属品なし
関連商品なし

長年使用されている定番製品で、多くの術者にとって扱いやすい設計。

1症例分から購入可能なため、無駄が出にくい点も利点です。

BVI(ビーバービジテック)社:I-Ring Pupil Expander

製品名I-Ring Pupil Expander
最小販売単位1本/箱
再滅菌不可
付属品インジェクター付属
関連商品なし

柔軟性の高い素材で作られており、操作性が高い設計。

1本単位での購入が可能なため、使用頻度の少ない施設にも適しています。

製品比較まとめ

メーカー製品名再滅菌最小販売単位サイズ選択主な特徴
mstマリュージンリング2.0不可6本/箱6.25 / 7.0mm剛性あり・サイズ選択可能
はんだやアイリスフックAdvance不可5個/箱(1症例分)単一サイズ定番品・必要最小限購入可
BVII-Ring不可1本/箱単一サイズ柔らかい素材・操作性良好

総評

虹彩拡張用デバイスの選択には、症例の難易度や術者の好み、施設の在庫方針などが影響します。

サイズの選択肢や剛性の違い、最小販売単位の違いなどを踏まえて、適切なデバイス選定を行うことが求められます。

コスト面の考え方も無視できない

虹彩拡張デバイスは有用ですが、単回使用で1〜2万円程度のコストがかかります。

症例ごとに見ると、白内障手術の粗利を直接圧迫する要因になります。

そのため、

  • どの症例で使うべきか
  • どこまで許容するべきか

は施設ごとに判断が分かれるポイントです。

ただし重要なのは、1症例単位ではなく年間の症例構成で考えることです。

白内障手術を導入すべき施設・やめるべき施設はどこで分かれるのか──症例数と運用構造から見る“採算ラインの分岐点”

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